買物依存症によりホームレスに、、どうにかなりますか
事例概要information
ストーリーcase study
ある日、相談者様の知人から「知り合いが、住宅ローンを滞納しており、どうしていいかわからないので、相談に乗ってあげてほしい」旨の連絡が弊社に入りました。
面談のために相談者様のご自宅へ伺うと、室内は荷物も多く、足の踏み場もないいわゆる「ゴミ屋敷」の状態でした。
夏場の面談でしたが、電気代節約のためにカーテンを閉め切り、エアコン・電気も付けないままの暗い部屋の中で、認知症を罹ったお父様が、甲子園の中継を動くことなく見続ける横で、なぜこのような状態に陥ってしまったのか、詳しく事情をお伺いしました。
聞くと、アルバイトには就いているものの、アニメやゲームが好きな相談者様は、限定グッズやフィギュア等を購入するために月々のアルバイト代をすべてつぎ込み、また、同居しているお父様の年金にまで手を付け、さらに、サラ金で借金しながら、趣味のものを買い続ける衝動を抑えきれない、いわゆる買い物依存症であることがわかりました。
ご自宅は住宅ローンを数か月滞納し、競売申立てがされる直前の状態、当然、唯一の肉親である認知症のお父様の在宅介護費も支払えておらず、放置したままというギリギリの生活を送っておられたのです。このままでは、数か月後には、2人ともホームレスになってしまいます。
事態を重く見て、不動産業者による入札形式での早期売却をご提案いたしました。
一旦は、その方法しかないと、了承を得られましたが、後日、相談者様に電話をするも、相談者様は非常にマイペースな方であり、一向に連絡が繋がりません。残された相談者様への連絡方法は、郵送か、夜9時以降にご自宅を訪問するしかなかったのです。
このままでは、「仮に買い手がついても、相談者様と連絡を適切に取る手段がないため、トラブルの原因になる!」と判断し、弊社がゴミ屋敷状態のままで買取ることをご提案し、了承をいただきました。
その後、お父様の介護施設入所の引越しや、相談者様の次のお家への引越しのお手伝いをさせていただき、自己破産手続きのため弁護士も紹介させていただきました。