愛する夫との家を手放したくないんです
事例概要information
ストーリーcase study
地域の不動産業者から、「弊社に相談が来たけれども、うちでは対応できないので、株式会社シーズさんの方で何とかしてあげてほしい。」との相談が入り、弊社で対応させていただくこととなりました。
早速、連絡を取り、電話でヒアリングさせていただくと、相談者様は、高齢者の女性であり、「生活が苦しいので、ローンを払っていけない。税金も払えていない状態で、差押えの通知も来ています。この先、私は、どうしたらよいでしょうか?」とのご相談を受けました。
すぐに日程の調整を取り、相談者様のお宅へお伺いすると、相談者様のご自宅は、ファミリーでも広々使える間取りであり、1人で住むには、大きすぎるお宅でした。
なぜ、現在の経済状況に至ってしまったのか理由を聞くと、相談者様の夫が急死したことがきっかけで、生活困窮状態に陥ったとのことでした。
相談者様の夫は、自営業で、電気設備の仕事を行っており、奥様は専業主婦で夫を長年支えてきたとのことでした。お子様がいないご家庭だったということもあり、特に亡くなったご主人様のことを愛されていたようで、面談の時に「主人が亡くなってから3年経っても、主人と幸せに過ごした生活が忘れられず、今でも毎日のように泣いています。」と、お話しいただいたことを思い出します。
わずかな年金暮らしのため、生活していくには生活保護に頼らざるを得ない状況になり、市の窓口へ相談へ行くと、ケースワーカーの方から「生活保護を受けるためには、まずはご自宅を売却してください。そして、生活保護の範囲内での賃料の物件に住んでください。」と言われたものの、愛する夫との思い出の残るこの家を離れたくない、住み続けることはできないのかというのが相談者様のご意向でした。
そこで、奥様に今と同じように生活していただくことができるよう、弊社がご自宅を買い取り、仮に相談者様が、不動産売却後に手元に残った金額が尽きてしまい、生活保護を受給することになった場合にも備えて、生活保護の範囲内での賃料を設定した上で、相談者様と弊社で賃貸借契約を結ぶリースバックをご提案させていただきました。「それで、この自宅に住み続けることができるのであれば!」と、相談者様には快く承諾していただきました。
現在も、相談者様は、これまで同様、愛するご主人様との思い出がたくさん詰まった家で暮らしていらっしゃいます。