夫が妻を絞殺、その後自ら命を絶つ

事例概要information

カテゴリー

サブカテゴリー

簡易紹介

夫が妻を絞殺、その後自らも自殺

ストーリーcase study

奈良の某役所からの依頼を受けた弁護士さんから、当時ニュース・新聞でも取り上げられた、ある殺人事件現場のお宅の売却を頼まれました。

 

弁護士さんからどのような内容で業務を受けたのかを詳しく聞くと、このお亡くなりになられた夫婦は、相続人がおらず、相続人がいない場合の埋葬等の葬式費用は、墓地埋葬法という法律により、行政の長が行わなければならないとされていることから、その葬式費用を回収する業務を行政から請け負ったというものでした。

 

請け負った弁護士さんが色々と調べたところ、夫は、建築パースを描く仕事で独立したものの、次第に仕事がなくなり、不動産投資に手を出すものの、ことごとく失敗。自宅内に残されていた資料や銀行通帳、薬の種類等から、徐々にお金が無くなり、うつ病を発症し、金銭的にも精神的にも余裕がなくなったため、夫婦の未来を憂いて、妻を絞殺したのち自らもトイレの中で首を切り、自死したということが伺えました。

 

しかしながら、妻の口座には、多額の預金が残されていたことがわかったのです。

おそらく不動産投資等にことごとく失敗した夫に隠して、いざというときに使えるように財産を保有していたのでしょう。

 

最初、この話を弁護士さんから聞いたときに、「生前に、弊社に相談していてくれたら、このような残念な結果にならずに済んだのに・・・」と非常にやるせない気持ちになりました。

 

ご自宅の室内は、血まみれのトイレと夫の荒れた仕事部屋以外の場所は、整理整頓がされており、リビングに飾られていた写真等からも夫婦仲は決して悪くないように見受けられました。

自暴自棄になった夫の荒れた仕事部屋のデスクの上には、芸能人の志村けんさんがコロナで亡くなった記事が置かれていました。犯行はその後日であったため、もしかしたら、志村けんさんの死が引き金になったのか・・・真相はわかりませんが、色々と考えさせられる案件でした。

 

場所は、奈良のかなり田舎の方のお宅であり、売却事例も極端に少ないため、相場観もないエリアであり、何よりも、殺人・自殺が起こった不動産です。

売却は困難を極めましたが、一定程度の金額で無事に買い手は見つかり、請け負った弁護士さんから感謝の言葉を戴きました。

 

その他の事例Other Article